新元号「令和」で5月が始まりました。
お仕事の方も、お休みの方も、思い思いにゴールデンウィークを過ごされているのでしょうね。
わたしも仕事のことや家のこと、家族との季節行事など、マイペースに楽しんでいます。

今日は、お隣群馬の草津温泉へ出かけてきました。
ここ数年は出張のついでに現地を観光することがほとんどだったので、観光目的だけで出かけたのは久しぶり。
湯畑や西の河原公園など、定番どころを見てまわってきました。

メインの目的は、湯もみ。
テレビや雑誌などで何度も見たことがある、あの、温泉でみんなで板を持って何やら楽しそうに一斉にお湯をかき混ぜている、あれです。
草津を何回か訪れていながら実際に目の前で見たことはなかったので、今回初めて「湯もみショー」を観覧してきました。

湯もみについてはこちら(熱乃湯)

もともとは、高温のお湯を水を入れずに冷ますために考え出された湯もみ(江戸時代から伝わっているんだとか)。
その動きがいつからか共通のリズムになり、さまざまな歌詞で歌われ、湯治客が囃し、やがて草津節などの湯もみ唄が誕生、民謡として受け継がれてきたそうです。
そして、湯もみと踊りは60年近く続く名物となっています。

地域に根づく文化を生み出すきっかけは、暮らしに伴う1つ1つの動きから始まっていたんですね。
そして、わたしたちの暮らし、それに伴う日常の動き、1つ1つがどんなリズムで作られているのかを観察してみるのも面白いかもしれません。
それらを共有するうちに、新しい文化を作り出せちゃうかも!

ほんの一部ですが、湯もみショーの様子を動画にまとめました。
バラバラな動きをしたとしても湯もみはできるだろうけれど、共通のリズムで動いたり声を掛け合ったりするだけで、同じ動きでもなんか楽しく感じたり、やり易く感じたり、1人では作り出せないものを作ることができたり。
リズムには不思議な魅力がありますね。