担任の先生にもファシリテーションを体験していただきました♪

7/23も佐久穂町の佐久穂小学校へ。

この日は6年3組が企画した、ゆめゆり(小諸養護学校の分教室)小学部・中学部との交流会。
先生方も含め約50名の皆さんと、ドラムサークルによるリズムコミュニケーションを楽しみました。

ゆめゆりさんへの招待状づくり、司会進行プログラムづくりと練習、会場装飾、椅子並べのシミュレーションなど、事前準備から積極的に関わってくれていた6年3組の子どもたち。
楽しい交流会にしようという気持ち、ゆめゆりの仲間を歓迎する気持ちが、部屋の飾りつけや準備する様子などからも感じられました。

先に部屋に入って来たのはゆめゆりの子どもたち。
前日にもドラムサークルを体験した彼らはすっかり慣れた様子で入ってきて、歓迎ムードの飾りつけと前日とは違うサークルの大きさにそれぞれの反応を見せたあと、ピンときた楽器を選んでサッと座り、すぐに音を鳴らし始めました。
そして、後から入ってきた6年3組の仲間をゆめゆりの子どもたちが奏でる自然発生的な音で迎えるという、お互いウェルカムな雰囲気からのスタート。

その場にいる全員でできることから始め、大人たちが作る土台の上で自由に遊び、それぞれの特徴や役割を認識、出てきたアイデアをグループごとに統一、相互の関わりと情報共有、呼応など、みんなから出てくるリズムを材料に、みんなでアンサンブルを組み立てていきました。
担任の先生も何度か輪の真ん中に入ってファシリテーター役を体験。毎日向き合っている子どもたちと、いつもとは別の視点からつながりを感じていただきました。

印象的だったのは、アクセント。
グループ分けして各エリアごとにアクセントの数を決めてもらったとき「3」を任せたグループがいきなり2拍3連(ダーダーダー)のリズムで揃えてきて。
さらに次のグループに「4」を任せてみたら、前のグループの2拍3連を踏襲してダーダーダーダン!って揃えてきて。
最終的に全グループ(1〜4)を自由に組み合わせたら、オシャレなアンサンブルが誕生した、という嬉しい驚きがありました。
これだから委ねるのは楽しい!

先生方が協力的だったことや、前日から準備係の子どもたちやゆめゆりの子どもたちとリズムコミュニケーションで関係を築けていたこともあり、約20分という短い時間でも、その場で作るみんなのリズムによって笑顔があちこちで引き出されていき、一体感をみんなで味わうことができました。
出だしから中学部の生徒がリズムを感じてノリノリで踊っていたのも嬉しかったー。

終わった後の片付けも子どもたちは分業して次々に進めてくれました。台車を持ってきてくれたり、積み方運び方のコツもおさえていたりと、すっかり慣れたもの。
速くて丁寧。助かりました。ありがとう!

ゆめゆりの先生からは「前日とは違って今日は周りの友達を観察していろいろ吸収しているように見えました」との感想をいただきました。
またゆめゆりでも呼んでいいですか?とも。
ぜひぜひー、やりましょうー!

担任の先生からは「みんなで合わせると楽しいかも、という一体感。そこにはどこにも強制はありませんでした。にも関わらず、自然に一つになっているってすごい!と大きな感動を覚えました。(中略)まさにジャッジすることなく、そこに一緒に身を置けるということ。今の私もこうありたいと思います」という気づきのシェアをいただきました。
今後の展開も楽しみです!

この場を企画してくださった先生方
準備から片付けまで運営してくれた子どもたち
輪の中で一緒に楽しい時間を作ってくれた皆さん
ありがとうございます!

(写真は許可をいただき掲載しています)